GENELEC 8010ARw|小ぶりだけど、音の見え方を変えてくれたモニタースピーカー

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概要

  • メーカー:GENELEC
  • 製品名:8010ARw
  • カテゴリ:モニタースピーカー / スタジオモニター

参考リンク
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/364124/


紹介

へろう、海璃です。

今回紹介するのは、GENELEC 8010ARw
僕が制作で使っているモニタースピーカーです。

スピーカーって、正直かなり難しい機材だと思っています。

ギターやマイクみたいに、音そのものを作る機材ではない。
でも、ここで聴こえ方を間違えると、MIXの判断がかなりズレる。

低音が出ていると思ったら実は出すぎていたり。
高音がきれいだと思ったら、ただ耳に痛いだけだったり。
ボーカルが前にいると思ったら、別の環境では埋もれていたり。

そういう判断をするために、モニタースピーカーはかなり大事です。

GENELEC 8010ARwは、見た目としてはかなり小ぶりです。
でも、実際に鳴らすと音がとにかくきれい。

最初は、海外製のスピーカーだし、低音がきれいなのかなと思っていました。
もちろん低音も良い感じです。
小さいのに、ちゃんと下が見える。

でも、使っていて一番印象に残ったのは、高音の抜けのきれいさでした。

音が上に伸びる感じがかなり自然で、変にギラつかない。
きれいだけど、派手に盛っている感じではない。

そこがかなり好きです。


所感

GENELEC 8010ARwを使っていて良いなと思うのは、音の悪いところがちゃんと見えるところです。

特にMIDの素直さがかなりありがたい。

MIXしていて、音がぼわぼわしているときってあるじゃないですか。
低域というほど下ではないけど、なんか真ん中あたりが膨らんでいて、曲全体が曇って聴こえる感じ。

このスピーカーだと、そういうところがかなり分かりやすいです。

「なんか濁ってるな」
「このへんが少し膨らんでるな」
「ボーカルの周りが詰まってるな」

みたいな判断がしやすい。

小ぶりなスピーカーなので、最初はもっと可愛い音なのかなと思っていました。
でも実際は、かなりちゃんと制作向きの音がします。

低音も、高音も、MIDも、それぞれが変に盛られすぎていない。
だから、MIX中に変な勘違いをしにくい。

僕は音を作るとき、青さとか透明感みたいな部分をかなり大事にしています。
でも、それを作るには、ただ高音を上げればいいわけではない。

高音が抜けていることと、音がきついことは違う。
低音があることと、ぼわぼわしていることも違う。

GENELEC 8010ARwは、その違いをちゃんと聴き分けやすいスピーカーだと思っています。

派手にテンションを上げる機材というより、
「今のMIX、大丈夫?」
と静かに聞いてくるタイプ。

でも、その感じがかなり信頼できます。

あと、これは制作とは少し別の話ですが、僕は映画鑑賞も趣味です。

このスピーカーで映画を見ると、音の迫力がかなりすごいです。
特にアクション映画を見ると、音の奥行きや爆発音、空間の広がりがちゃんと感じられて、普通にテンションが上がります。

アベンジャーズを見ていたときは、
「あれ?いま横にソーおる……?」
と思いました。

制作のために導入したスピーカーではあるけど、映画を見る時間までかなり楽しくしてくれる。
そういう意味でも、かなり満足度が高いです。

小ぶりだけど、音はきれい。
そして、きれいなだけじゃなくて、濁りやぼわつきもちゃんと見せてくれる。

僕にとっては、制作中の判断も、趣味の映画時間も支えてくれているモニタースピーカーです。