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導入
へろう、海璃です。
今回紹介するのは、Momose MJS-TOCHI SP’26/NJ。2026 Deviser大商談会の限定モデルとして登場した、栃(Tochi)を使った一本です。
ギターを選ぶとき、スペックや音の方向性はもちろん大事です。でも、たまにそれだけでは説明できない出会いがあります。写真を見た瞬間に、自分の中にある青、海、透明感みたいなものと、楽器の姿がそのまま重なってしまう。今回はまさにそういう一本でした。
単なる購入報告というより、これは自分の世界観にぴったり重なったギターとの記録です。ギターが好きな人にも、写真だけ眺めたい人にも、この青い栃の表情を楽しんでもらえたらうれしいです。

全体で見ると、ボディの青、マッチングヘッド、ピックガードの模様まで、ひとつの景色としてまとまっています。部屋の光を受けると、楽器というより小さな海を置いているように見えました。
概要
- メーカー:Momose(モモセ)
- モデル:MJS-TOCHI SP’26/NJ
- 位置づけ:2026 Deviser 大商談会限定モデル
- 出展本数:6本
- 希望小売価格:¥390,000(税抜)
- 製品番号:408
- COLOR:FBL
- JAN:4571697771765
公式ページ:
https://www.deviser.co.jp/products/mjs-tochi-sp26-nj
Momoseとは
Momoseは、長野県松本市のギターメーカーDeviserが展開する国産ギターブランドです。派手さだけで押し切るのではなく、木材の表情や作りの丁寧さが前に出る印象があります。
僕がMomoseに感じる魅力は、楽器としての完成度と、一本ごとの個体感が同時にあるところです。工業製品として整っているのに、木の表情がちゃんと残っている。今回のMJS-TOCHI SP’26/NJも、その良さがとても強く出ていると思いました。
MJS-TOCHI SP’26/NJについて
MJS-TOCHI SP’26/NJは、2026 Deviser大商談会限定モデルとして案内されているMomoseのモデルです。公式ページでは、ボディトップにFlame Tochi、ボディにTochi 2P、指板にMadagascar Rosewoodを採用していることが確認できます。
公式ページに掲載されている主なスペックは以下の通りです。事実情報は公式ページの表記に合わせています。
| Body Top | Flame Tochi |
| Body | Tochi 2P |
| Neck | Maple |
| Fingerboard | Madagascar Rosewood |
| Frets | Jescar® 9662NS |
| Nut | Oiled Bone |
| Machineheads | GOTOH® SD91-05M MG-T |
| Bridge | MG Type Bridge |
| Tailpiece | Floating Tremolo |
| Pickups | Hotrod JS |
| Controls | 1Vol, 1Tone, 3way SW, Series/Parallel SW, High-pass Filter, Low-pass Filter |
| Scale | 648mm(25.5inch) |
| Width at Nut | 42mm |
| Radius | 310R |
| Finish | Top Lacquer |
| Strings | Elixir® NANOWEB Light(.010-.046) |
| Accessories | プロテクトケース、六角レンチ、保証書、アーム |
トップ材の栃、Fade Blueのカラー、マッチングヘッド、そしてオフセット系のシルエット。スペック表だけを見ても特別なモデルですが、実物は数字や材名以上に、見た瞬間の印象が強いギターでした。

ケースの中で見ると、青が少し深く沈んで見えます。明るい場所で見る鮮やかさとは違って、夜の海に近い表情になるのが面白いところです。
実際に選んだ理由
一番惹かれたのは、やっぱり栃の杢目です。ボディトップのフレイム栃が、僕には海の波のように見えました。横方向に流れる縞が、光の角度で浮いたり沈んだりする。写真を撮るたびに、同じギターなのに別の景色に見える感じがあります。
青いカラーとの相性も抜群です。濃い青、少し緑を含んだ青、淡く光る水色。その間を行き来するような色で、自分の音楽にある青・海・透明感というイメージにかなり近い。ここまで自分の世界観に合うギターは、なかなかないと思いました。

青いソファや部屋の照明と合わせると、ギターの木目がさらに波っぽく見えます。楽器として弾く前から、写真を撮る対象としてすでに強い。ギター好き以外にも見てほしいと思った理由は、まさにここです。
公式掲載個体だった話
そして、購入後にかなり驚いたことがありました。
Deviser公式ページの商品写真をあらためて見返していたら、手元の個体と木目が完全に一致しているように見えたんです。ボディトップの波のような流れ、ピックガード周辺の模様、ヘッドの杢目。見比べるほど、これは公式写真に掲載されている個体そのものではないかと思いました。
もちろん、メーカー側がなぜその個体を撮影に使ったのか、選定理由までは分かりません。そこは断定できないので、おそらく偶然の巡り合わせだと思っています。
それでも、全国限定6本の中で、公式掲載個体と思われる一本が自分の手元に届いたというのは、かなり特別な出来事でした。ギターを買ったというより、物語ごと迎え入れたような感覚があります。

近くで見ると、ピックガードの模様もかなり幻想的です。ボディトップの波模様とぶつからず、むしろ同じ青い世界の中で奥行きを作ってくれているように感じます。
写真ギャラリー
このギターは、写真によって本当に表情が変わります。全体を引いて撮ると部屋の空気ごと青くなるし、寄って撮ると木材とパーツの質感が一気に前に出ます。特にマッチングヘッドは、ボディと同じ世界観が小さく凝縮されていてかなり好きなポイントです。

ヘッドまで青で統一されていることで、ただボディがきれいなギターではなく、一本全体で完成している印象になります。Momoseロゴの白いラインも、光の当たり方で水面の反射みたいに見えます。
実際に見て感じた魅力
実物を見て強く感じたのは、国産ハンドメイドならではの存在感です。もちろん、どの工程がどうという細かい話を断定するつもりはありません。ただ、手に取ったときの佇まいや、木材とカラーのまとまり方に、丁寧に作られた楽器の説得力がありました。
栃の杢目は力強いのに、Fade Blueの色合いによってどこか柔らかい。マッチングヘッドまで含めて統一感があり、眺めるたびに好きな角度が増えていきます。
僕にとってこのギターは、ただの限定モデルではありません。自分の音楽や写真、青い世界観の延長線上に自然に置ける一本です。音楽を作るときの気分まで変えてくれるような、見ているだけで創作のスイッチが入るギターだと思いました。
まとめ
Momose MJS-TOCHI SP’26/NJは、2026 Deviser大商談会限定、出展本数6本の特別なモデルです。Flame Tochiの杢目、Fade Blueのカラー、マッチングヘッド、そして国産ブランドらしいまとまりが合わさった、とても印象的な一本でした。
さらに、購入後に公式掲載個体と思われることに気付いたことで、このギターへの思い入れは一段と深くなりました。偶然かもしれない。でも、その偶然も含めて、この一本との出会いだったのだと思います。
これからこの青いギターが、自分の音楽の中でどんな景色を連れてきてくれるのか楽しみです。まずは写真として、そして楽器として、長く付き合っていきたい一本になりました。